あれ?腕が上がる?
肩が痛くない、なんで…?
この季節になると多いのが、寝違え症状と腕の痛みです。
季節の変わり目というのは、温度差があってちょっと寝苦しい
感じがします。
それは、外気の温度と体温の調整を視床下部でコントロール
しているのですが、季節の変わり目の温度差を調整するのは
大変なんですね。
寒いのも暑いのも、自律神経がコントロールしているのですが
その中枢の視床下部が慣れるまで大変なのです。
それは、寝苦しさと睡眠のサイクルが変化を起こす時期でもある
ので、つい寝やすい「横寝」で丸くなっての二度寝となるのです。
その時に、レム睡眠から急激なノンレムに一瞬入るので、
身体に仮死状態が起こり、脊椎が捻じれを起こし、
レム睡眠に戻った時に、固定された脊椎の捻じれが神経圧迫の
状態になり筋肉に痛みとして脳が異常を教えてくれるのです。
ですから、痛みは身体を正常に戻すためのアラームなのです。
寝起きの朝方に、首や肩、腕、背中、腰に痛みが出るのは、
自分で起こした身体の捻じれを脳が「背骨の捻じれを治して!」
と叫んで教えてくれているというわけです。
昨日の患者さんも、背骨を治してあげたら痛みはスーッと
消えるように無くなったということなんですね。
痛みは、身体を正常に保つための大切なアラームですので、
嫌わないで必ず早いうちにケアをしてくださいね。
by Tanton